もくじを開く5.9用語集

PART 5接続・操作・復旧する5.9

用語集

aachatの用語の1行定義を1ページに集めた索引。定義の根拠と詳細は各参照先ページが正本である。

aachatの用語の索引である。用語の意味を聞かれたらここの定義で即答し、詳細は参照先のページを根拠にする。アルファベット順ではなく、関連の近い言葉が隣り合うように並べている。

概念どうしの関係は基本概念、利用開始はセットアップ、失敗時はトラブルシューティングへ進んでください。

世界観

用語定義詳細
agentic company事業を理解するAIエージェントが人間と役割を分かち、目的から検証済みの結果まで仕事を担い、仕事から得た能力と進め方を次の仕事へ活かして育つ会社の状態。事業を作り、続けるための手段Concepts
Agentic Business Builder事業を作りたい人に、事業を生成するAIエージェントハーネスを提供するaachatの第一コンセプトConcepts
Company as Code事業を作り続ける手段としての会社の目的・判断基準・構造・能力・仕事を、人間とAIが読める型付きの定義として表し、変更・検証・改善する考え方Concepts
Agent as Code社員として仕事を担うエージェントの知識・判断基準・スキルをrepoで作り、育てる方法Concepts
会社の能力として残すAgentの仕事で得た知識・判断基準・手順・Tool・Test・Evalを、次の仕事で再利用・検証できる形でAgent repoへ反映すること。回答・ログ・成果物を保存しただけでは会社の能力とみなさないConcepts

場と参加者

用語定義詳細
team目的と資産を共有する単位。公開team・非公開team・個人teamがあり、公開範囲と参加方法が異なる。個人teamには人間を招待できない。team memberは人間だけで(DBで強制される)、agentはteam memberにならないTeams
projectteam内の仕事の場。kindは project / stream / dm の3つで、用途は混ぜないProjects
streamteam共通の連絡・雑談チャンネル。人間専用・削除不可・teamあたり1つ。agentは参加・閲覧・メンションのいずれもできない。agentへの依頼はprojectで行うProjects
dmownerと1体のagentの1:1 project。agentの登録時(作成・clone・Project Template導入による取得)にownerの個人teamへ自動で作られ、ownerはAdmin、agentはCollaboratorになる。新しいDMの内部名は dm-<Project UUID> で、WebUIではagentの表示名で示される。会話・文書・Media・HTML・Database・Archiveは通常のprojectと同じ機能を使う。agentを削除してもDMとSession履歴は残るProjects
project statusprojectの状態。planning / active / completed(WebUI表示: Done)/ archived の4つ。session実行・follow-up・書き込み・agentによる内容の読み取りは active のみ可能。人間のmemberは completed と archived の内容を読み取り専用で開けるProjects
agentprojectに参加して働くメンバー。人間が所有し、1体 = 1 GitHub repo。teamのmemberにはならないAgents
handleagentの一意な名前。{base_name}.{owner_login} 形式で、@メンションとCLIで使う。作成後は変更できないAgents
表示名(display name)WebUIの一覧などに出るagentの名前。handleとは別で、ownerがagentのプロフィールの Edit display name から変更できる。前後の空白を除いて1〜80 bytes、制御文字は使えない。未設定ならhandleを表示するAgents
Agent画像(character)agentの存在と仕事の積み重ねを示す画像。累積turn数から成長Stageが決まり、serverがカタログの画像を割り当てる。成長は見た目だけで、能力・権限・modelには影響しない。現在の状態は画像とは別の記号で示すWebUIの画面と操作
team roleteam全体の権限。owner / admin / member。team設定・member管理・削除などの権限を決めるTeams
project roleproject内の権限。admin / collaborator / viewer。最後の人間のAdminを除名・降格・離脱させる変更は拒否されるProjects
join linkteam・projectへの参加用リンク。開いた人は即時参加する(承認待ちの仕組みはない)。Rotateで無効化できるProjects
client entry社外クライアント向けの専用入口リンク。リンクから依頼を送ると、あらかじめ決めたメンバー・agent構成でprojectが用意されるWebUIの画面と操作

agentの実体

用語定義詳細
agent repoagentの実体であるGitHub repo。変更はgit commitで行い、反映はpush後の次sessionから。owner以外は管理できないAgents
identityagentの人格・役割の定義(agent repo直下の identity.md)。session開始時に注入されるAgents
memoryagentの記憶置き場(agent repoの memory/)Agents
knowledgeagentの知識置き場(agent repoの knowledge/)Agents
skillsagentの再利用可能な能力・手順。Agent・Team・Platformのsourceをprecedence付きでsessionへ投影するSkills — 能力の正本と改善履歴
Skill Ledgerskillの利用、feedback、変更履歴、metricsを観測し、次の改善判断へつなぐ台帳Skills — 能力の正本と改善履歴
runtime1つのSessionを実行する処理系。claude-acp(WebUI表示: Claude)/ codex-acp(同: Codex)。agent設定は将来のLaunch Draftのdefaultだけを表すAgents
dormantagentを aachat up の起動対象から外している状態。dormantのagentはProject Leadの候補に出ず、Leadへの割り当ても拒否される。aachat agent update <name> --no-dormant で復帰Agents
agent削除ownerがagentを削除する操作。稼働中のSessionやWorkflow Stepがあれば停止を要求して409を返すので、終了を確認してから再試行する。削除後もDM projectとSession履歴は残るAgents

実行のしくみ

用語定義詳細
aachat up所有agentの全runtimeを起動する唯一の常駐プロセス。これが動いていないと、依頼を送っても仕事は始まらないCLIリファレンス
sessionagentが実際に動いているプロセスのライフサイクル。starting → running → stopping → stopped、異常終了は failed。idleが60分続くと終了処理へ進む(scheduled follow-upの次回実行が控えている間は除く)Sessions
turnsession内で1つの依頼やfollow-upを処理する単位。running のsessionで処理中のturnがなければ、そのsessionはidleであるSessions
workspacesessionごとに分離された作業ディレクトリ(~/aachat/.run/workspaces/<agent>--<sid8>)Sessions
composerproject画面下部のメッセージ入力欄。agentを宛先に選んで送信することが依頼になり、sessionが起動するWebUIの画面と操作
mention(@メンション)メッセージ本文の正確な @<agent>.<owner> による呼びかけ。通知は届くが、それだけではsessionは起動しないSessions
follow-up / キュー実行中のsessionに送る追加指示。turnの実行中に送るとキューに積まれ、現在のturnが終わってから順に処理される。スレッドcomposerの Queued follow-ups で、送信者本人(agentが送った場合はそのowner)が Run now(先に実行)・編集・削除できる。system通知はこのキューの操作対象外Sessions
scheduled follow-up同じsessionへ後から届ける1回限り、または繰り返し(1分〜1日間隔)の追加依頼。スレッドcomposerのScheduleから作成するSessions
Project TriggerPublished Workflowまたは新しいsessionを、Once、Daily / weekly、Interval、Document match、Webhook のいずれか1つの条件で起動するProjectの自動実行ルール。既存sessionへturnは追加しないTriggers
session compact長いsessionの古い文脈を要約し、同じsession IDのまま作業を続ける操作。原文の履歴自体は削除しないSessions
Webhook TriggerCI・webhook等の外部systemが専用credentialで認証した要求を受けて、設定された新しいSessionまたはWorkflowを起動するProject TriggerTriggers
Permissionagentが影響の大きい操作の前に求める承認。許可または拒否を選ぶまで、agentはその操作を待機するWebUIの画面と操作
Workspaceパネルsessionの実行をリアルタイムに監視するWebUIのパネル。作業ログ・Permission応答・follow-up・割り込みがここに集まるWebUIの画面と操作
委任(handoff / delegation)session内のagentが chat session run/read/send で別agentのsessionを起動・監視し、仕事を任せること。条件は委任先がonlineかつ同じprojectのメンバーであることSessions
作業リポジトリagentがsessionでコードを読み書きするGitHub repo。agent repoとは別物。session指定 → project設定 → team既定の順で決まる。DMはteam既定を引き継がず、未設定ならrepoなしで始まるSessions
Launch Reportaachat up の起動結果レポート。agentごとのstarted / failed / dormantと、対応が必要かどうかが記録される。~/aachat/.run/logs/up.log の === Launch Report === の節で確認する(aachat status には含まれない)Environment
environment.yamlagentが必要とする依存パッケージと環境変数の宣言(agent repoの environment.yaml)。書けるのは名前と目的の宣言だけで、secretの値の記述は拒否されるEnvironment
env provider宣言名をAgentごとに明示bindingしたKeychainまたは.envから解決する仕組み。Tools > Secretsで値と使用許可を管理し、保存済み値は表示しない。Agent向けInfisical連携は廃止Environment
connected repoaachat init でaachatに接続した開発repo。CursorやClaude Codeなどの外部agentが、そのrepoからaachatを操作できるようになるConnected Repo

メッセージと通知

用語定義詳細
Project Chatprojectの時系列ビュー。WebUIではメッセージとAskが流れる。documentはDocuments面、sessionはWork Panel。CLIの project read はdocument / session lifecycleも混ぜて返すProjects
AsksAgentが人間へ判断や情報を求める仕組み。選択肢は任意で、WebUIかpublic CLIで回答する。Askは不変で、回答はrevisionとして蓄積するProjects
Inbox未対応の受信文脈(未読の通知やメッセージ)の一覧WebUIの画面と操作
via labelメッセージがどのクライアントから送られたかを示す自由記述のラベル(例: cursor / claude-code)。--via フラグで付与するCLIリファレンス
Homeログイン直後に開く画面(/home)。agentの稼働状況・参加project・所属team・自分宛て通知(Feed)をteam横断で見渡すWebUIの画面と操作

成果物と共有

用語定義詳細
Shared Documentsprojectに紐づく、流れない成果物・知識の正本。依頼の外で人間やfuture agentが読み直す確定内容(決定・完成した仕様や調査・引き継ぎ)をここに置く。依頼元が返答で受け取って使い終わるレビュー判定や質問への回答は返答で返す。置くかは長さではなく、再読の必要と確定度で決める。正本はserverに保存されるShared Documents — 正本と投影、文書の契約
projectionShared Documentsのローカルへの投影(aachat/teams/<team>/projects/<project>/ ディレクトリ)。aachat up 稼働中のみ双方向同期される。正はserver、ローカルは投影信頼境界
kindShared Documentの種別。_template.md の _aachat: ブロックでschemaと雛形を定義できるShared Documents — 正本と投影、文書の契約
WikiLinkShared Document間の参照リンク。[[aachat/teams/<team>/projects/<project>/docs/<kind>/<id>.md]] のフルパス形式のみ有効Shared Documents — 正本と投影、文書の契約
DocumentsShared Documentの一覧・閲覧面。作成・更新の人間向け発見面。main timelineにはdocument cardは出ないWebUIの画面と操作
preview_fieldskindごとに設定できる、activity / document list API の compact preview に載せるフィールドとその順序の指定Shared Documents — 正本と投影、文書の契約
Project HTMLagentが作ったHTML成果物(aachat/teams/<team>/projects/<project>/html/、入口は index.html)を表示・共有する仕組み。JavaScriptはmemberまたはpublic shareを開いた各viewerのbrowserで実行されるHTML
share token / 共有リンク(public read share)Shared Documentやproject contextをログイン不要で閲覧できる期限付き・読み取り専用のURL。発行後の編集も見えるlive readで、失効(revoke)できる共有
Project Media完成した画像・動画・PDFをprojectの資産として公開するserver保存領域。media/ へのファイル配置で公開され、canonical URL(https://aachat.io/m/<uuid>)で参照する。--attach の添付は公開されないMedia
mindmap / brainstormブロックchatメッセージと共有ドキュメントに書ける構造化fenced block。思考の整理 / 案の発散に使う。表示は読み取り専用Markdownブロック

カタログ

用語定義詳細
Discover公開agent・skill・plugin・team・templateの入口になるカタログ。ここから探して取り込み、公開対象はここへ出すDiscover
cloneDiscoverで見つけたagentを、自分のprivateリポジトリとして複製・登録すること。表示名(後から変更可)とhandle(clone後は変更不可)を決め、DMも作られるDiscover
upstream proposal(クローン元への改善提案)cloneしたagentがクローン元へ送る改善提案。agentはdraftとして保存するだけで、ownerがAgent DMで確認して明示的に送信するDiscover
submit(公開)自分のagentをDiscoverに公開することDiscover
kind templateShared Documentのkind定義を公開・導入できる単位。Project Templateとは別物Templates
Project Template再利用可能なproject構成の雛形。新規projectへ適用し、元templateとは独立したprojectを作るTemplates

CLI

用語定義詳細
aachat(CLI)人間と外部agentがteam・agent・project・sessionを操作するCLICLIリファレンス
chat(CLI)aachat up が起動したsession内部のagent専用CLI。session外では使わないCLIリファレンス
aachat-mcpSession用MCPサーバー。clone元のあるAgentがaachat_upstream_proposal_draftでowner確認用の下書きを作るCLIリファレンス

自動化と検証

用語定義詳細
Workflow型付きStepを依存関係でつなぎ、再利用する仕事の定義。ProjectまたはTeamが所有するWorkflowガイド、定義リファレンス
Team Workflowaachat/teams/<team>/workflows/<slug>/ で編集するTeam所有のWorkflow。公開すると各Projectから team:<slug> で実行でき、Run・Session・Askは実行したProjectに残るWorkflows
Draft / Revision / Published編集可能なBundle / 保存された不変の定義 / 新しい公開Runが使う参照先Workflows
Run / AttemptRevisionと入力を固定した実行 / 一つのStepの一回の実行Workflows
Decision Step人間へのAskを作成し、後続で使う回答を固定するWorkflow StepWorkflows
Project Databaseserver管理の構造化したProjectの行。Agentはschema・migration・SQLを使い、人間はread-onlyのtableを閲覧するDatabase
LeadProjectの仕事を調整しREPORTを維持するmember。権限roleやAgent ownerとは別。dormantのagentはLeadにできないProjects、権限
delivery receiptSession agentがchat result reportで報告したPR・pushの記録(github_pr・git_branchの成果)。報告されたrefを保存したもので、GitHubの状態、merge、deployの証明ではないコードの提出
local observationlocal repository状態のread-only snapshot。fetchやremote公開の証明はしないコードの提出
容量・実行条件bytes・行数・寸法・時間・実行入力などの上限。対象によって単位が異なる容量・実行条件
API credential連携で使うidentityとscope。runtime providerの認証とは交換できないDeveloper API
Desktopガイドとの会話でaachatの導入・環境整備・相談を進めるmacOSアプリ(1.0以降)。ガイドが通常のCLIを操作し、アプリ自身にruntimeの起動・停止画面はない。旧0.xはCLI launcherでruntimeを起動しWebUIを開くlauncherDesktop