【書類名】特許請求の範囲

【請求項1】
金属面に吸着して固定される傘ホルダーであって、
内部に磁石を備え、前記金属面に当接する背面板と、
前記背面板から横方向に突き出して設けられ、傘の柄を弾性的に挟持するクリップと、
前記クリップの鉛直方向下方に着脱可能に配置され、前記傘の先端から落下する水を受ける受け皿と、
を備えることを特徴とする傘ホルダー。

【請求項2】
前記クリップの開口幅が18mm以上30mm以下であり、前記磁石の吸着力が合計5N以上であることを特徴とする請求項1に記載の傘ホルダー。

【請求項3】
前記受け皿の底に吸水シートが敷かれていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の傘ホルダー。

【請求項4】
前記吸水シートが、高吸水性ポリマーを含む不織布であることを特徴とする請求項3に記載の傘ホルダー。

【請求項5】
前記受け皿の中央に、前記傘の先端を置く位置を定める突起が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の傘ホルダー。

【請求項6】
前記クリップが上下2段に設けられ、2本の傘を掛けられることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の傘ホルダー。

【書類名】明細書

【発明の名称】傘ホルダー

【技術分野】
【0001】
本発明は、金属面に磁石で取り付けられ、ぬれた傘を保持するとともに、傘から落ちる水を受ける傘ホルダーに関する。

【背景技術】
【0002】
店舗の入口や職場などでは、雨でぬれた傘を、壁や机に立てかけて置くことが多い。しかし、立てかけた傘は不安定であり、倒れやすい。また、傘の先端から水がたれて床がぬれ、床が滑りやすくなるという問題がある。

【先行技術文献】
【0003】
【特許文献】
　なし

【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の問題に鑑み、傘が倒れず、かつ床に水がたれず、工具なしで金属面に付け外しできる傘ホルダーを提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明の傘ホルダーは、内部に磁石を備え金属面に当接する背面板と、背面板から横方向に突き出して設けられ傘の柄を弾性的に挟持するクリップと、クリップの鉛直方向下方に着脱可能に配置され傘の先端から落下する水を受ける受け皿とを備える。
【0006】
クリップの開口幅は18mm以上30mm以下とし、磁石の吸着力は合計5N以上とすることが好ましい。受け皿の底には吸水シートを敷き、吸水シートは高吸水性ポリマーを含む不織布とすることが好ましい。受け皿の中央には、傘の先端を置く位置を定める突起を設けることが好ましい。クリップは上下2段に設け、2本の傘を掛けられるようにしてもよい。

【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、背面板が磁石により金属面に吸着し、クリップが傘の柄を挟持するので、傘が倒れない。傘の先端から落ちる水は、クリップの下方の受け皿に受けられるので、床に水がたれない。また、磁石による吸着であるため、工具なしで金属面に付け外しできる。

【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の一実施形態に係る傘ホルダーの全体斜視図である。
【図2】同傘ホルダーに傘を掛けた状態を示す側面図である。
【図3】同傘ホルダーの受け皿の分解斜視図である。

【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、傘ホルダー1は、背面板10、クリップ20、受け皿30を備える。
【0010】
背面板10は、金属製のドアや棚などの金属面に当接する板状の部材であり、内部に磁石11を備える。磁石11は、合計の吸着力が5N以上となるように設けられる。これにより、ぬれた傘を掛けても背面板10が金属面からずり落ちたり外れたりしにくい。また、背面板10は金属面から手で引き離せるので、工具なしで付け外しができる。
【0011】
クリップ20は、背面板10から横方向に突き出して設けられ、傘の柄、すなわち持ち手の下の細い部分を弾性的に挟持する。クリップ20の開口幅は18mm以上30mm以下である。この範囲であれば、一般的な傘の柄を挟持できる。
【0012】
図2に示すように、傘Uの柄Hをクリップ20に挟持させると、傘Uは背面板10から横に離れて吊り下がった状態で保持され、倒れない。
【0013】
受け皿30は、クリップ20の真下に取り外し可能に取り付けられ、傘Uの先端から落ちる水を受ける。受け皿30の容量は約100mlである。
【0014】
図3に示すように、受け皿30の底には吸水シート40が敷かれる。吸水シート40は、高吸水性ポリマーを含む不織布であり、受けた水を保持して水のはねや揺れによるこぼれを抑える。受け皿30の中央には突起50が設けられ、傘Uの先端を置く位置を定める。これにより、傘Uの先端から落ちる水が受け皿30内に確実に落ちる。受け皿30は取り外せるので、水の廃棄や吸水シート40の交換が容易である。
【0015】
変形例として、金属面がない場所では、背面板10を粘着テープや面ファスナーにより壁面等に貼り付けて用いてもよい。また、クリップ20を上下2段に設け、2本の傘を掛けられるようにしてもよい。
【0016】
なお、本発明は上記の実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。

【符号の説明】
【0017】
1　傘ホルダー
10　背面板
11　磁石
20　クリップ
30　受け皿
40　吸水シート
50　突起
U　傘
H　柄

【書類名】要約書

【要約】
【課題】傘が倒れず、床に水がたれず、工具なしで金属面に付け外しできる傘ホルダーを提供する。
【解決手段】傘ホルダー1は、磁石11を内蔵し金属面に当接する背面板10と、背面板10から横方向に突き出し傘の柄を弾性的に挟持するクリップ20と、クリップ20の下方に着脱可能に配置され傘の先端から落ちる水を受ける受け皿30とを備える。受け皿30の底には吸水シート40を敷き、中央には傘の先端の位置を定める突起50を設ける。
【選択図】図2