# 「おしゃれに」をやめてデザイン仕様を渡す実験

記事「[「AIっぽいスライド」から抜け出すには、「おしゃれに」をやめてデザイン仕様を渡す](/ja/blog/ai-slide-design-prompt)」の実験素材です。実施日は2026年10月18日。

## 中身

| 場所 | 内容 |
|---|---|
| `materials/reference.pptx` | お手本（架空の会社「ミナト工業」の標準スライド5枚）。`code/make_reference.py` で作成 |
| `materials/spec-truth.yaml` | お手本の正解の仕様。条件Hで文章のまま渡した |
| `materials/q2/` | 作らせた報告の資料（CSV2つとメモ。前の記事と同じ架空のQ2報告） |
| `decks/` | 作った45本のPPTX。`V-1` は条件V・1回目。`Sd`・`Td` は追試 |
| `design-md/` | 抜き出したdesign.mdの例。`S1`（PPTXから）、`T1`（代表3枚で書き足したもの）、`X1`（画像から） |
| `draft3/` | 条件T1が作った代表3枚 |
| `results.json` | 45本の採点結果（規則ごとの合格数、色、書体、見出しの位置など） |
| `orphans.json` | 日本語の折り返し（最後の行が1〜2文字）の集計 |
| `geometry.json` | 表紙のあとのスライドの図形・グラフ・表の位置と大きさ |
| `extract_scores.json` | 抜き出したdesign.mdの正解照合（S・T・X） |
| `content_check.json` | 資料の罠（155、170、原因の断定）の照合 |
| `code/` | 実験コードと採点スクリプト |

## 条件

内容の指示は全条件で同じ（`code/run.py` の `CONTENT`）。デザインの頼み方だけを変えた。

| 記号 | 頼み方 |
|---|---|
| V | 「デザインはおしゃれに、プロっぽく仕上げてください。」 |
| K | ことばの方針（落ち着いた、温かみのある、余白にゆとり、色は少なくアクセントは1色…） |
| P | 7色の16進コードと「フォントは Yu Gothic だけ」 |
| R | お手本ファイルを渡し、「このお手本に合わせて」 |
| S | お手本から規則を design.md に抜き出す→design.md に従って8枚を作る（2回） |
| T | S＋「代表3枚（表紙・4枚目・6枚目）を作り、画像で見て直し、design.md に書き足す」を挟む（3回） |
| H | 正解の仕様の全文を渡す。お手本ファイルなし |
| X | お手本を画像5枚にして渡し、規則を抜き出す（デッキは作らない） |
| Sd / Td | お手本なしで、S1のdesign.md／T1のdesign.mdだけを渡して、同じ8枚を作り直す（追試） |

各条件5回。合計50回（デッキ45本＋Xの5回）。

## 採点

- `code/analyze.py`：色（スライドとグラフのXMLから）、書体、文字サイズ、影・グラデ・角丸、見出しの位置などの集計
- `code/rules.py`：お手本の8つの規則を、表紙を除く7枚（グラフは3つ）で検査。1本あたり52か所
- `code/collect.py`：全デッキの集計。`results.json` を作る
- `code/orphans.py`：LibreOfficeで描いたPDFで、最後の行が1〜2文字の「泣き別れ」を数える
- `code/geometry.py`：2つのグラフ・2列カード・表の位置と大きさが、5本のあいだでそろうか
- `code/score_extract.py`：抜き出したdesign.mdを正解の値と照合
- `code/content_check.py`：資料の罠の文字照合

## 再実行するには

コードのパスは `/tmp/sdp`、`/tmp/sdpenv` 固定です。自分の環境に合わせて書き換えてください。python-pptx、pymupdf、openpyxl、lxml、pillow が必要です。`code/render.py` はLibreOffice（`soffice`）と `pdftoppm` を使い、日本語フォントがない環境向けに、描画用のコピーだけ書体名を置き換えます（元のPPTXは変えません）。`/tmp/sdpenv/lo-prof` は、日本語フォントを読み込ませたLibreOfficeのプロファイルです。

## 条件

- 実行：`claude -p`（Claude Code 2.1.301、モデル `claude-sonnet-5-5`、`--permission-mode bypassPermissions`、`--setting-sources ""`、自動メモリ無効）
- 1本ずつ別のフォルダ。中には資料、`render.py`、（条件によって）お手本かdesign.mdだけ
- 費用は、ツールが返した換算額。50回の合計で約18.8ドル。実際の請求額ではない

## 限界

- 1モデル、1つのお手本、1つの課題、各条件5本
- 採点は、ファイルの中身とLibreOfficeの描画から。PowerPointでの表示は未確認
- LibreOfficeは、ファイルに影の指定がなくても影を描くことがあった。お手本の影なしの図形でも出た
- 「規則を守れた割合」はお手本の規則を測るもので、デザインの良し悪しは測っていない
- 条件Tの5本のうち4本は、「代表3枚だけ」の指示のあとに8枚すべてを作った
- Tdのdesign.md（17.6KB）はSd（11.0KB）より長く、運用ルールも含む
- お手本のPPTXに、作成者の個人名などは入っていない（python-pptxの既定値）
